forest cafe
"FOREST CAFE"
リノベーション
2012.03
本計画は同ビル3Fのリラクゼーションサロン『FOREST』の拡張計画です.『FOREST』のコンセプトを踏襲し,リラックスできるカフェとして森のエレメントを空間に展開することを考えました.
奥行の深い空間は床の段差によって中央部の木の床のゾーンと,両端部のモルタルの床のゾーンの3つの空間に緩やかに分けられています.上部にはそれらを覆うように約500個の枝のモビールをグリッド状に吊り下げることで,静謐でありながら,幽かな空気の流れにも反応する動きのある天井面をつくっています.また長手方向に連続する壁面は左官の土壁とすることで触感や光の反射を柔らかく見せるだけでなく,吸音や吸湿の効果をもたらしています.
木の枝や土は森のエレメントのひとつですが,枝が上から吊られたり,土が立ち上がっていたりと、在り方は森のそれとは異なります.forest(森)のアナグラムがof rest(休息)であるように,森のエレメントを分解し,それらの在り方を組み換えることで森と,休息という行為が重なり合うような空間を目指しました.
店名:FOREST RELAXATION CAFE&DINNING
住所:品川区西五反田1-32-3 DAIビル2F
JR・都営浅草線・ 東急池上線 五反田駅より徒歩5分
東急池上線 大崎広小路駅より徒歩2分
施工:インテリアoz
枝枝:東京チェンソーズ
左官:久住有生/左官株式会社
写真:鳥村鋼一
延床面積:79.4m2